渡辺 瞭(リョウ)さん(65歳)/房江(フサエ)さん(61歳) 東京都在住
「ハワイでロングステイをされたことがあるとお聞きしましたが、今回ゴールドコーストを選ばれた理由は?」
ご主人:「はい、ハワイは短期観光旅行を含め5回、そして2年前に40日間の長期滞在を経験しました。このときと同じように、また海外で快適滞在を実現したい、どうせ行くなら寒い時期に、日本を脱出して暖かい国へ、まだ未体験の国へ・・・と考え、辿りついたのがオーストラリアでした。そして今回は、1年前にゴルフを始め、まだコース経験の少ない妻のラウンド実践を目的にしたので街の中心から近くにゴルフ場があり、しかもプレー費の安価なゴールドコーストを選択し“30日間ゴールドコースト・コンドミニアム生活”を企画しました。」
「ゴールドコーストの情報はどのように収集されましたか?また出発前の不安はありましたか?」
ご主人:「ゴールドコーストでロングステイしたことがある友人からアドバイスしてもらったり、“地球の歩き方”やその他の旅行情報誌を見て収集しました。現地ゴールドコーストに事務所を構えているアコモネット社を知ってからはコンドミニアムの情報やその他のアドバイスなどをEメールでやりとりしていたので、おかげさまで出発前の不安は、かなり半減しました。」
「ハワイとゴールドコーストの違いをどのように感じましたか。」
ご主人:「海岸のスケール、砂浜の素晴らしさは断然ゴールドコーストがすぐれているんですが、ハワイのような夕焼け、椰子の木などの南国情緒がかもしだすロマンチックさに欠けたかなあ。治安の面ではハワイもゴールドコーストも歩いていても安心感がありますね。それからオーストラリア人のほうが人間性が素朴だと感じました。」
「コンドミニアムに滞在してどんな点が良いと思いましたか?」
ご主人:「コンドミニアムは広いリビングがあって閉塞感が無いですよね。今回、手配していただいたブレイクフリフリー・パラダイスセンターはサーファーズパラダイスの中心地にあり立地もよかったです。長期料金もあったので比較的安価でした。長期滞在には適していると思います。それからコンドミニアムにはキッチンがあるので食事の面で自分たちの好みが生かせました。」
奥様:「私の長年の趣味がお料理なので、滞在したコンドミニアムの地下にあるスーパーに毎日通って、食材をじっくり見ながらその日、その日のメニューを考えて作るのが、とても楽しかったです。ここにある食材、スパイスでいろいろとアレンジして食べましたよ。」
「食べることに関しては不便もなく、キッチンでいろいろとお料理されたんですね。毎日どんなものを食べていらっしゃいましたか?」
ご主人:「朝食はパン、生野菜、フルーツ、野菜ジュース、コーヒーなどを食べていました。昼は外にでているのでマクドナルドやショッピングセンタ−のフードコートなどで適当にすませていました。夕食は日本食を中心とした食事で、もちろんお米も食べましたよ。炊飯器はアコモネットさんでレンタルしました。夜は外食して日本食、洋食ともに試してみました。」
奥様:「フルーツがとっても美味しかったです。オレンジ、バナナ、マンゴー。。。必ず食後に食べていました。それからサーモンが美味しいのに感動しました。日本ではサーモンは冷凍したものを解凍して、小さくスライスして売っているんですが、ここのサーモンは新鮮でしかも大きいサイズで売っているので、比較的大きいものを買ってきてナマで食べたり、オーブンでサッとやいたりして、いろいろな食べ方をしました。レストランでの外食も勉強になりました。近くの日本食レストランでは日本では体験できない新鮮なシーフードの炭火焼きを食べることができたりと食に関してはまったく不便もなく、楽しむことができました。」
取材人:「生牡蠣は・・?」
奥様:「生牡蠣も本当に美味しかったですよ!ゴールドコーストに来る前、日本は牡蠣のシーズンだったので美味しい牡蠣をたくさん食べてきたんですが、こちらの牡蠣は大きさ、深さがあって、そのままナマで美味しくいただきました。」
「毎日どのように過ごされてましたか?」
ご主人:「毎朝5時30分に起きて、6時ぐらいから2人でサーファーズのビーチを散歩しました。朝日を身体いっぱいに受けて波に清められた波打ち際を一歩一歩踏みしめるように歩いていくんです。自分の残した足跡が生きている証のように感じられて嬉しかったです。驚いたのが70歳ぐらいの女性がビキニを着て歩いていたこと。いや〜(笑)、こちらの方は若いですね。
1時間ほど歩いて部屋に戻り朝食は8時ごろからゆっくりと、とりました、だいたい10時ぐらいから外出し観光したり、買い物したり・・・ゴルフの日はプレー時間に合わせて出かけました。それから趣味が絵画なのでコンドミニアムのベランダから海岸を描いたり、内海沿いの住宅地まで足をのばしてヨットやクルーザーも描いたりしました。夕方戻って午後7時ぐらいから夕食、その後テレビを見たり持ってきた囲碁ソフトを楽しんだり、メールをチェックしたりして午後10時に寝ていました。」
取材人:「外出時の移動手段は、どうされましたか?」
ご主人:「サーフサイドバスを利用して、いろいろな所に行きましたよ。2ドル10セントから距離によって運賃が加算されていきます。バスは乗降の度にのんびりと料金のやり取りをしているので時間通りの運行は期待できませんが、ゴールドコースト各方面をほとんど網羅しているのでバスに慣れると旅が一層楽しくなります。」
奥様: 「主人がスケッチをしている間は、一人で出かけました。滞在先のコンドミニアムが便利な立地だったのでカビルモールを散策したり、バスに乗ってショッピングセンターに行ったりしました。お料理の他にテーブルセッティングも趣味なので海外に行くと必ずキッチンウェアの専門店に行くんです。パシフィックフェアには、こちらでサンドウィッチを切るための便利な調理用具を見つけたのでそれを探しに行きました。とにかく積極的に外出しました。たいくつする日は全くなかったですよ。毎日の行動を書き綴った手帳はギッシリです。」
「一番印象に残っている場所、アクティビティを教えていただけますか。」
ご主人:「自分達でいろいろ歩き回り、ロングステイ滞在も残すところ数日…という頃、観光目的名所でないこの街をもっと理解したいと思い、アコモネットさんに住宅街とリゾート地の3時間視察(有料)をお願いしました。内海には数多くのマリーナがあり、ウオーターフロントに面した高級住宅街には、それぞれの住宅にクルーザーがつながれいました。サーファーズパラダイスから車で30分ぐらい離れるとサンクチュアリーコーブやホープアイランドリゾートなどのゴルフ場併設のリゾート地内の高級住宅街が点在する・・・1週間ぐらいのツアー旅行では絶対できないことをこの視察を通して発見することができ、その街の良さを感じることもロングステイの魅力でもあると感じました。
それから内海を2時間クルーズするWaterway Cruiseに乗って角度を変えたゴールドコーストの景観も楽しみました。ゴールドコーストの美しさと豊かさに感激しました。しかし、なんと言っても一瞬言葉を失うほど感動したのはQ1ビル展望台にあがった時でした。エレベーターを降りてすぐ目の前に飛び込んできた、どこまでも続く真っ白な砂浜とそこに打ち寄せる荒波、砂浜と平行するように林立する高層ビル、ウオーターフロントの高級住宅街、そして豊かな緑・・・今まで頭で描いてきた街並みを想像以上の迫力でお披露目してくれる。しかも展望は360度。ゴールドコーストを訪れた方には是非、立ち寄って欲しいです。」
「それでは、趣味のゴルフは、おもいきり満喫できましたか?」
奥様:「1年前に始めて、今、とってもゴルフが楽しいんです!ゴールドコーストでは滞在中、7ラウンドしました。練習場は日本のように人工芝でなく、本当の芝から打てるので感覚がつかみ易かったです。3日間は日本人のレッスンプロについて主人と2人でゴルフクリニックを受けました。プロを教えたこともある先生でしたので、教え方も上手で、おかげさまでゴルフはかなり上達しました。大満足です!!」
ご主人:「ゴールドコーストはサーファーズパラダイスの中心地から車で20分ほどで到着できるゴルフ場が10はくだらないようです。しかも、殆どが50ドル〜60ドル。有名コースは100ドル〜120ドル!ゴルフ天国ゴールドコーストですね。今回のラウンドで一番印象に残ったのがエメラルドレイクスゴルフクラブ。何か他のコースより落ち着けると思っていたら、どうやら日本人の経営らしいですね。ドライビングレンジも広々としていてゴルフスクールも併設されていました。ラウンド後に、そこを見学しに行くと日本人のレッスンプロの方が熱心に日本人の若い方達を指導していたんです。生徒さんたちは皆若くて、どうしてオーストラリアでレッスンを受けているのかをたずねると、ゴルフのスイング理論については日本は10年遅れているからだと言ってました。私達の3日間レッスンの成果は実際にティーグラウンドに立ってみないとはわかりませんが、少なくとも練習の方向性は見えた気がします!乞うご期待!ですね。」
「ANZレディースマスターズを見に行かれたそうですが、いかがでしたか?」
ご主人:「そうなんですよ。2月2日から5日まで、ちょうどロイヤルパインズゴルフコースで開催されていたので二日目と最終日に行ってきました。宮里藍選手、諸見里しのぶ選手、上原彩子選手、藤島ひろ子選手が日本から出場していたので、2日目は宮里選手、最終日は諸見里選手について応援しました。残念ながら2人ともパットがいまひとつで、惜しいプレーが多かったです。優勝したアミー・ヤン選手は16歳のアマチュアで韓国からオーストラリアに留学している地元の高校生で新聞、テレビでとりあげられ大騒ぎでした。」
奥様:「日本からもたくさんの方が応援に来ていらっしゃったようですが、あんなに近くで応援できるなんて本当によかったです。カーリーウェブ選手、宮里選手、諸見里選手・・・有名選手にゴルフバッグにサインをしてもらいました。とてもいい記念になりました。」
「滞在中、困ったことはありましたか?特に言葉(英語)に関してお聞かせ下さい。」
ご主人:「滞在中、オーストラリア人との会話は主に私がしていました。日本で英語を勉強したつもりですが、実践となるとヒアリングが難しかったです。それから恥をかきたくないという考えが先にきて、自分の頭でまず文章を作ってしまうので会話がとぎれてしまうんです。やはり英語は実践だと思います。大きな失敗談はありませんでしたが、困ったり、恥をかいたり、失敗したりして英語に慣れていくんですね。例えば、ゴルフ場に行くとき、タクシーの運転手に行き先を伝えたのですが、“Emerald Lakes (エメラルドレイクス)”、“Royal Pines (ロイヤルパインズ)”ではなかなか通じません、どうも、“アマロードライクス”、“ローヨーパインズ”のほうが発音として近いらしいことに気がついたり、ジュースを2本買って “How much?”と聞いたら“アイト”という返事。何度も聞き返して、やっと“アイト”が“eight(8)”だと理解できたりということがわかります。」
奥様:「私は、あえて積極的に外出して英語を話すようにしました。タクシーに乗ったら“ハロー”からはじまりジャスチャーと地図を見せて話をする。実は、旅先で学んだり、自分で調べたりした単語やフレーズをまとめた手帳と鉛筆をいつも持ち歩いているんです。そして聞きたいことがあったら、人に頼らず、どういうふうに英語で言うのかを聞いて自分で使ってみるんです。バスを利用する時は、運転手さんに “このバスは○○に行きますか?” “○○に着いたら教えてください”とお願いして運転席の後ろに座れば、必ず声をかけてくれます。それから、こういうこともありましたよ・・・・スーパーへ野菜ジュースのV8を買いに行った時、すぐに見つからなかったので店員さんを見つけて置いてある場所を聞いてみたんですが、通じませんでした。そこで諦めずにメモ用紙に鉛筆で商品名を書いてみせると “オー、ブイアイト!”と言って、置いてある場所に連れて行ってくれました。毎日、買うものなので、きちんとした発音も聞いて手帳に書きとめたんですよ。外出時には手帳と鉛筆は必需品ですね。」
ご主人:「妻は立派ですよ!!知っている単語と半分以上の日本語を並べてワーっと話すんですから。それでも結構通じ合えているようです。やはり英語を話すには度胸が一番!!妻のほうが英語が上手くなる素質がありますね!」
「最後に、これから長期滞在をされる方にメッセージををお願いします。」
ご主人:「そうですね。ロングステイの目的を明確にして、場所の選定をして下さい。決して欲張らないでください。まず気候は快適な旅、快適なロングステイを実現するためには必要な点だと思います。私達は滞在中、おかげさまで天気に恵まれました。蒸し暑さがなく、カラッとしていて、雨が降っても夜だけというのが多い・・・この恵まれた気候もゴールドコーストの特徴だと思います。また、宿泊先は買い物や交通の便が良いところをお勧めしますね。滞在中は、オプショナルツアーなどにたよらず、バス、電車、タクシーなどの交通機関を利用して積極的に自分の足で動いてください。アコモネットさんのようなロングステイをサポートしている地元の会社があるので、滞在中のアドバイスもしてくれますし、困ったときにも相談にのってくれてます。現地で右も左もわからない私達夫婦が自由に動き回ることができたのも、今回の“30日間ゴールドコースト・コンドミニアム生活”をアコモネットさんいお願いしたからだと思います。特に担当していただいた内藤さんにはたいへんお世話になりました。ありがとうございます。これからロングステイされる皆さんがゴールドコーストの滞在を実現できるために今回のインタビューがお役に立てればと思います。」
「今日はありがとうございました。とても貴重なお話をうかがうことができました。来年またお会いできるのを楽しみにしています!」


